地震観測レポート
最近発生した大きな地震と本プロジェクトで観測した地点数は下表の通りです。
地震発生時刻 | 震源 | マグニチュード | 深さ | 最大震度 | 観測点数 | カルテ |
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2018年6月18日 07:58 | 大阪府北部 | 6.1 | 13km | 6弱 | 33地点 | - |
2018年7月7日 20:23 | 千葉県東方沖 | 6.0 | 66km | 5弱 | 37地点 | カルテを見る |
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突然の揺れから
身を守ろう!
最近地震のニュースが多く、この1か月でも大阪北部地震に千葉県東方沖地震と大きな地震が続いています。突然発生する地震、その時どんな事態が起こり何をすればいいのか、まずは自分事として考え、次の地震に備えることが地震防災の第一歩と言えます。今回の特集では「お仕事中、お買い物中に大きな地震が起きたら?」というテーマで防災情報をご紹介します。
地震発生!まず身の安全を確保
緊急地震速報の開始によって、地震情報を見聞きしてから強い揺れが来るまでに若干のリードタイムが発生します。スマートフォンなどで緊急地震速報を受信したら、重量物から離れ、安全スペースに避難することが重要です。
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職場での注意点Office
OA機器やキャビネット・窓ガラス付近は危険エリアです。デスク回りの危険個所を普段から確認しておきましょう。特に高層ビルでは、長周期地震動という大きな振幅でゆっくりとした揺れが長く続く特徴があります。体験したことのない「未知の揺れ」に多くの人が恐怖感を抱き混乱が生じるかもしれません。
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商業施設での注意点Shopping center
照明や天井板、排煙ガラス、陳列棚の商品等が落下・飛来してくるかもしれません。慌てずに、頭上の安全が確保できるエリアに退避しましょう。また、人の集まる商業施設では出入口に人が殺到するなど、集団行動による二次被害が生じる可能性があります。日頃、防災訓練をおこなっている施設係員の指示等に従い、慌てずに避難しましょう。あらかじめ非常口の位置を把握していると非難行動に移りやすくなります。
正しい情報をもとに行動
揺れが収まったら、ラジオ、テレビ、消防署、行政などから正しい情報を得て確かな行動をとることが、二次災害の防止につながります。都市部では一斉帰宅による交通障害が発生する可能性があるので、家族の安否確認をおこない、帰宅行動の要否を的確に判断しましょう。
行政
関係省庁が連携し初動体制の確立、情報の収集と分析・発信、災害応急対策の推進等を実施施設管理者
防災センターによる所管施設の状況調査、避難所の準備等の対策推進事業者
災害対応の実施(BCPの発動)、対策本部を設置し社員の安否確認、情報収集、指示周知自主防災組織等
自治会・地域住民等が結成している防災組織による応急対応
高層ビルの防災対策の一つとして「被災度判定支援システム VissQ」が 導入され、建物の安全性の確認をサポートしています。
普段からの備え
身の回りの対策や情報収集をしましょう!
- ・家具類の転倒・落下・移動防止対策
- ・防災グッズの準備
- ・防災アプリや緊急地震速報の導入
- ・地震直後の行動を家族で共有する
- 災害時の通信手段を確認(複数あることが望ましい)
- 周辺の避難所や自主防災組織等を調べる
- よく利用する商業施設の出入口や非常口を確認
- ・職場のBCP対策や備蓄品を確認する
- ・防災訓練や地域のイベントに参加する
リアルな地震の揺れを再現できる「地震動シミュレーター 地震ザブトン」 が、自治体や企業の防災訓練で大活躍しています。