2009年11月19日
白山工業株式会社
~ 拠点を結んでランニングコストを低減 ~
白山工業株式会社(本社:東京都府中市、代表取締役社長:吉田稔)は、「緊急地震速報再配信サーバ KB-3000 シリーズ」の発売を開始致しました。
KB-3000 シリーズは、「ランニングコストの低減/ 幅広い分野での活用/ 手間のかからない運用」をコンセプトに設計された、大規模ネットワークの構築に最適な緊急地震速報の再配信サーバです。
緊急地震速報を受信する際の回線は、地上/ 衛星の両方に対応しています。いずれか(又は両方:KB-3000R利用時)の回線から緊急地震速報を受信後、既存のイントラネット等の利用により、緊急地震速報再配信サーバ1 台につき256 台までの各機器(白山工業製 接点制御端末KB-1100、パトライト社製 表示端末FTE-D04)に再配信が可能です。
また、さまざまなアプリケーションとの連携を可能にするため、任意に定められた登録箇所の予測震度や予測到達時刻の計算結果を2 台迄の機器へ配信(xml 形式)できます。
さらに、KB-2000 シリーズ同様に駆動部品を排除した設計で安定稼動を実現しているほか、ラックマウントでの収納や、据え置きの設置に対応しています。
本製品のリリースにより、以下に対する需要を喚起することを目指しています。
KB-3000
ランニングコストを低減,
・ 既存のイントラネットなどのご利用で256 台の機器へ再配信が可能(システム構成図をご参照ください)。従来は拠点毎に発生したランニングコストを低減できます。
様々な場面で活用
・ 登録した全拠点の予測震度をxml 形式の電文で送信が可能。計算結果に応じて他のアプリケーション(安否確認システムやカメラシステム等)を連動させることで、緊急地震速報の活用の幅が広がります※。
※他のアプリケーションと連動する際にはxml データを処理するソフトウェアが必要です。
手間のかからない運用
・ 安定性に定評のあるLinuxOS を採用。固定されたOS を使用することで、OS のバージョンアップ/ メンテナンスの手間を省けます。
・ GUI の専用ソフトウェア(本体に付属)を使用すれば、手間をかけることなく機器の設定作業が可能です。
・ 防災訓練や動作確認を行うために、再配信サーバから各拠点に一斉(または拠点を選択して)にテストデータの送信が可能です。
・ 地震発生時や障害発生時のシステム管理者の負担を軽減するために運用ログ機能を追加しました。各地点の震度計算の結果や端末との接続状態などが確認できるとともに、検索機能により必要なログを抽出することもできます。
各設置環境に対応
・ ラックマウント/ 据置の両方に対応
安定動作を実現
・ 地上/ 衛星回線の冗長接続に対応(KB-3000R ご利用時)しています。
・ 故障の原因になりがちなファン、ハードディスク等の駆動部品を使用しておりません。
一般仕様 | ||
電源 | 入力定格 | 100V AC |
入力周波数 | 50/60 Hz | |
消費電力 | 30W以下 | |
規格 | VCCI クラスA準拠、RoHS指令 | |
LED表示 | POWER(緑)/READY(緑)/STATUS(緑) | |
外形寸法 | (D)280mm × (W)390mm × (H)43mm | |
重量 | 3.7kg | |
環境仕様 | ||
温度範囲 | 動作保証温度範囲 | 0℃~40℃ |
保存温度範囲 | -10℃~50℃ | |
湿度範囲 | 動作保証湿度範囲 | 80%以下(結露なきこと) |
保存湿度範囲 | 90%以下 | |
インターフェース仕様 | ||
LAN | 10Mbps/100Mbps | |
出力接点端子(18点) (異常通知専用) |
絶縁方式 | MOSによる絶縁出力、a接点 |
電圧容量 | 48V DC (但し、活線挿抜は40V DC以下のこと) | |
電流容量 |
16点(1~16番) 50mA 2点(17~18番) 300mA |
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ピーク負荷電流 |
16点(1~16番) 100mA 2点(17~18番) 600mA |
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使用可能電線 | 0.5 mm2~1.5 mm2 | |
USBポート | USB 1.1/2.0 準拠 |
【白山工業株式会社 新規事業部】 牛尾、中井
電話 042-333-0080
http://www.hakusan.co.jp/
以上