お客様事例

JFEスチール 株式会社様 導入事例

地震後の所内震度報告の効率化と初動対応迅速化

IoT地震観測サービスでの状況報告業務自動化により初動対応迅速化を実現

システムが導入された物流センター
写真提供:JFEスチール
  • お客様プロフィール

  • JFEスチール 株式会社様
    東日本製鉄所(千葉地区)
  • 本社:東京都千代田区
  • 設立:2003年4月1日
  • 資本金:239,644百万円(2023年6月21日現在)
  • 業種:製造業
  • 千葉地区は戦後初めて銑鋼一貫製鉄所として建設された首都圏立地の製鉄所です。高級化・多様化した鉄鋼製品へのニーズに応えるため、最先端の技術と設備を有しています。徹底した省資源・省エネルギー化を実現、環境保全に積極的に取り組み、環境・地域と共生する21世紀の都市型製鉄所として、社会に貢献していきます。
  • 目的

    地震時の状況報告業務を効率化

  • カテゴリ

    IoT地震観測サービス

  • 関連製品

    IoT地震観測サービス

  • 提供範囲

    機器一式、導入支援、運用支援、
    サービス提供

背景と課題

JFEスチール株式会社 東日本製鉄所(千葉地区)の敷地面積は約765万m2(東京ドーム約165個分)あり、グループ・協力会社を含め約11,000人の従業員が働いています。千葉地区では、震度毎に定められた初動対応を実施するため、以前より工場の各所に複数の地震計を設置していましたが、従来の地震計は、人による現地でのデータ確認が必要な機種であったため、地震発生時、各地区の担当が確認した地震情報を電話連絡で集約していました。また、防災担当者は、昼夜問わず、集約した情報をEメールにて、社内関係者に報告しており、報告完了まで20分程度の時間がかかっていました。

東日本製鉄所
東日本製鉄所(千葉地区)の敷地面積は約765万m2(東京ドーム 約165個分) 写真提供:JFEスチール

IoT地震観測サービス[導入前]

各地区担当が現地の地震計記録を確認し、電話連絡。責任者が内容をメールにまとめ、全体報告。報告完了までおよそ20分かかっていた。

各地区担当→セキュリティ担当→ →防災担当→社内関係者

提供システム

LTE-M通信可能な地震計、管理のためのクラウドプラットフォーム、共有のためのメール配信機能まで、トータルシステムで提供されるIoT地震観測サービスを導入。

導入効果

地震発生時の現地での地震確認やメール報告業務が自動化され、業務の効率化が実現できました。特に、社内への状況報告に要する時間が短くなったことで、被害状況確認、操業調整、他地区へ支援依頼等、初動対応に即時対応できるようになりました。また、これまで本業務に関わっていた社員が地震発生直後から別の対応に当たれるようになりました。

IoT地震観測サービス[導入後]

各地区設置の地震計で地震観測後、自動でメール報告。即座に関係者に情報共有され、初動対応を開始。

各工場・PL200→Geonavi→ →セキュリティ担当・防災担当・社内関係者

ご担当者様の声

(IoT地震観測サービスは、)問い合わせ時から当社が求めていた機能が十分提供されていたので、すぐに導入を決めました。また、導入後も定期的な機能アップデートがされており、導入時よりも便利に活用できています。

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