研究開発

次世代型地震観測システムの構築に向けて

クラウド技術を用いた地震情報活用のイメージ公開:2023年1月10日
※HAKUSAN LABO(公開:2012年)の内容をリライトしています。

計測クラウドシステム「i地震」

iPhone, iPad, iPod touch iPhone 用に開発した無料のアプリケーション「i地震」をモデルとして使いながら、クラウド技術を使った地震情報の利活用について、より良い仕組みを模索しています。 これは、独立行政法人 防災科学技術研究所と行っている、次世代型地震観測システムの構築に向けた共同研究です。


「i地震 Ver.2.1」の日本語モードでは緊急地震速報に対応しました。緊急地震速報が発せられると、震源から500km未満にある待機中のiPhoneにトリガ信号を送信します。

iPhone 地震計で
いつでもどこでも測って見よう

i地震 とは

<i地震>(アイジシン)はあなたのiPhoneを本格的な地震計に変身させる無料のアプリケーションです。<i地震>には多機能な解析機能も付いており、地震波形をすぐにグラフで見たり、やさしい波形解析もできます。測定結果を公開webサイトにアップロードすれば、いま測った地震の最大加速度と震度を世界中に公開できます。だれでも、どこでも、いつでも地震観測することができ、それを皆で共有できます。また、加速度を測定する実験用ツールとしても使えます。

計測クラウドの仕組み

特徴

<i地震>はiPhoneのもつ地震計としての能力を最大限に引き出しています。そして、解析モードで振動のようすを詳しく見たり、解析したりすることもできます。
<i地震>はiPhoneに搭載されている加速度センサーを利用して、あなたが設定した加速度レベルを超えた振動を、100分の1秒毎に正確なタイムスタンプ付きデータとして記録します。時刻は外部のNTPサーバーと同期させています。設定した加速度レベルを一定時間下回ると、プログラムが地震の終了を判断して自動的に測定を停止し、それまでのデータを保存します。
保存データは波形ビューアを使ってその場でグラフ表示することができます。このほかビューアには震度表示やパワースペクトル表示、速度・変位表示といった解析機能も充実しています。
製品化・実用化
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