NEWS - 製品サポート

2011年05月16日

データマーク LFシリーズ winロガー機能不具合のお知らせ

この度、データマークLF-1100Rのwinロガー機能に不具合が見つかりました。
アップデートリリースの前に、一時対策が可能です。お手数をおかけいたしますが、対策の実施をお願いいたします。


不具合内容

上書きあり/なしにかかわらず、常時最新の43200個(連続使用で30日間分)のwinファイルしか保存されません。
古いwinファイルが削除されディレクトリが空になっても"yymmdd"ディレクトリは削除されずに残ります。


対象製品

2011年5月現在までに出荷されたLF-1100R(コントローラ)すべて。
ファームウェアバージョン 3.0.0/4.0.0 どちらも対象です。


発生条件

winロガー機能を使用し、winファイルの合計が43200個以上になった場合。
設定が 上書きあり/上書きなし にかかわらず発生します。


原因

winロガー機能に本来は不要の、データ数管理の仕組が実装されていたことが原因です。この仕組はデータ保存先にmaxファイルがある場合はそれを参照し、ない場合は初期値である43200個の最新ファイルを保持する、というものです。


恒久対策

次回のLF-1100R用ファームウェアアップデート時に対応予定です。
winロガー機能に関する修正予定項目は以下の通りです。

  • ・「max」ファイルの有無にかかわらず、USBメモリ使用率が95%になるまでファイルを書き込むように変更。
  • ・上書きモードによってファイルが削除され"yymmdd"ディレクトリが空になった場合、"yymmdd"ディレクトリも削除するように変更。

一時対策

以下のリンク先から「max」ファイルをダウンロードし、winロガー機能の蓄積用USBメモリに保存してください。蓄積用のUSBメモリを交換する場合は、新しいUSBメモリにあらかじめ「max」ファイルを保存してください。


 「max」ファイルダウンロード

※右クリックからリンク先を拡張子なし「max」の名でファイルに保存してください.


「max」ファイルには、2147483647 と記述されています。これは設定可能な最大のファイル保持数です。
対策後は、USBメモリの使用率が95%になるまでファイルを書き込みます。
上書きなしの場合はデータの保存を停止、上書きありの場合は古いデータから順に削除してデータの保存を続けます。

「max」ファイルの保存方法は以下の2通りです。


A:稼働中のLF-1100Rに、FTPで「max」ファイルを転送する方法
  • 1) telnetでLF-1100Rにログインする。
  • 2) psコマンドでewdisk_lfプロセスを表示、ファイル転送先を確認する。
    ps出力結果例:/usr/local/LF/sbin/ewdisk_lf -r 127.0.1:8103 -o /mnt/usb1/part1/win
    この場合、転送先は/mnt/usb1/part1/winです。
  • 3) ftpでアクセスし、転送先に「max」ファイル(拡張子なし)を転送する。
    転送時のモードはascii/binaryどちらでもよい。
  • 4) LF-1100Rの再起動は不要。ftp、telnetをログアウトして終了。

B:USBメモリに、PCでファイルを保存する方法
  • 1) LF-1100Rの電源を落とし、LF-1100RからUSBメモリをはずす。
  • 2) PCでUSBメモリの最上位にwinディレクトリを作成し「max」ファイル(拡張子なし)を保存する。
    例:USBメモリがPC上でEドライブとして認識された場合、E:\win\以下に「max」ファイルをコピーする。

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