計測機器

◆◆◆2009年01月販売を終了◆◆◆

地震・火山・振動計測データロガーLS-8000SH

LS-8000SH

GPSレシーバー内蔵で高精度時刻同期を実現、電池駆動も可能な低消費電力

データマークLS-8000SHは、GPS衛星からの原子時計の信号をキャッチし、世界標準時をマイクロ秒のオーダーで正確に把握します。GPSをひとつ捕捉できれば世界中どこに設置したデータマークLS-8000SHでも1ミリ秒まで正確に同じ瞬間の計測が可能です。

特長

  • 高度な時刻管理と時刻精度
    GPSからの原子時計に同期した時間信号を取り出す回路と1ppmの高精度プログラマブルタイマーを備えています。例えばGPS 衛星を3~4時間毎に捕捉すれば、すべての計測データは世界標準時(UTC)に同期した「年月日時分秒ミリ秒」のタイムスタンプを持ち、かつ補正後はその精度を常時±1msec以内に保つことができます。
  • 小型・軽量・大容量
    屋外の設置を容易にするために外形寸法260×149×40mm、重量900gという超軽量・コンパクトなデータロガーです。小型ながら20MBのデータ容量を備えています。
  • パワーマネジメント
    商用電源のない場所での長時間観測のために、電池駆動が可能な低消費電力と、必要なときに必要な回路ブロックにだけ電力を供給する徹底したパワーマネジメントを実現しました。
  • 高精度な観測データ
    1KHzの高速サンプリングを行いながら、16ビット分解能(14ビット精度)でデータを収録します。ゲインは 2,10,30,100,300,900倍と豊富で、チャンネル毎に任意の組み合せが選べます。
  • トリガによる記録
    自動地震判定をするSTA/LTAトリガ(AIトリガ)、外部トリガによる測定が可能です。また、ユーザー作成の独自の地震判定アルゴリズムを組込むことも可能です(別途ご相談ください)。
  • わかりやすいコントロールソフトウェア

    LS-8000SHが持つ豊富な機能をわかりやすく使うためのパーソナルコンピュータ用コントロールソフトウェア、データマークアシスト SR8050(別売)を用意しました。測定条件の設定、データ回収、データのグラフや数値表示などが簡単に行えます。


    *LS-8000SHとの通信には専用通信ケーブル(別売)が必要です。

主な仕様

項目 仕様
チャンネル数 4チャンネル
ゲイン 2,10,30,100,300,900倍より選択
地震計の制動抵抗 付属のシャント抵抗ボードにより入力に並列に取り付けが可能
ローパスフィルタ 30,60,120,240Hz,フィルタ未使用より選択
分解能 16bit(ADC変換精度14bit以上)
サンプリング 1,2,4,5,10,20,50,100,200,250,500,1000msecより選択
記録容量 フラッシュメモリ20MB
データエリア 構造探査モード:記録データエリアを最大1000分割して各開始時刻を設定
自然地震モード:記録データエリアを最大1000分割してAIトリガ発生時に測定開始
時刻校正 内蔵GPS受信モジュールによる時刻校正
時刻精度:±5μsec
衛星モード:1衛星
衛星捕捉所要時間:30~90秒
時刻校正情報:校正時刻のログ、内部時計とUTC時刻との差の記録
時刻校正開始
スケジュール
年月日時分指定方式、または毎日定時(時分)指定方式200スケジュールまで任意設定
基準時計部 時刻精度:±1ppm
起動トリガ 時刻トリガ:あらかじめ設定された時間にトリガを発生させる(構造探査モード)
STA/LTAトリガ(AIトリガ):センサからの信号が地震かどうか判定し,地震の時にトリガを発生(自然地震モード)
外部トリガ:外部からのトリガで起動トリガを発生
プリトリガ トリガ入力前のデータを記録する機能(自然地震モード)
通信インターフェース 高速パラレル通信(最大500KB/sec)またはRS-232C(2400~9600bps)、コネクタ共用
消費電流 待機時:100μA~7mA
GPS起動時:200mA
記録動作時:40~70mA
電源 単2アルカリ乾電池4本、外部電源端子付き(6~9V)
動作温度 -10~+50℃(結露無きこと)
寸法・重量 260×149×40mm(突起部除く)、約900g(乾電池含まず)

標準付属品

マグネット式GPSアンテナ、シャント抵抗ボード、単2アルカリ乾電池4本、標準ファームウェア、ユーザーズマニュアル、保証書

システム構成例

ls8000sh_jirei.gif

※図は概要を示すもので、多くの必要な機器が省略されて描かれています。

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