TCXO 版、ミラーモード時の消費電力は、3ch で0.14W、4ch で0.16W、6ch で0.2W を達成しました。
限られた電源でも長期間の計測ができます。
省電力設計ながら100Hz サンプリングで126dB のダイナミックレンジで、OBS 用広帯域地震計との組合せでNLNM 以下の分解能を実現しています。
記録メディアにリムーバブルなSD、SDHC カードのほか、SDXCカードにも対応しているので、長期間の記録やデータ回収が容易です。
カードスロットが2 枚あり、記録方式は、信頼性を重視したミラーモード、大容量のシーケンシャルモードの2 つの書込みモードから選択可能です。
LS-9100-Ax ではデータマークシリーズで初めて小型、低消費な超小型原子周波数発振器を搭載しています。
項目 | 仕様 |
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型式名 | LS-9100-Tx |
基準クロック | 温度補償型水晶発振器 |
チャネル数 | 3~6ch( 1ch 単位で設定可能) |
入力レンジ | ± 2.5V シングルエンド |
入力インピーダンス | 102kΩ ± 1% |
サンプリングレート | 100Hz, 200Hz, 500Hz, 1000Hz, 2000Hz, 4000Hz |
AD コンバータ | 24bit ΔΣ ADC |
デシメーション フィルタ |
最小位相、直線位相 40% |
ダイナミックレンジ | 126dB (typ) |
発振器周波数偏差 | ± 0.5ppm 以内 (0℃~ 30℃) |
発振器周波数安定度 | ± 1ppm/ 年 以内 |
時刻出力 | IRIG-H 準拠 コード出力 |
記録メディア | SD , SDHC , SDXC メモリカード フォーマット FAT32 |
カードスロット数 | 2スロット( ミラーモード、シーケンシャルモード選択可能) |
ロガー機能 | 連続記録、(タイマーによる記録開始、停止) |
データフォーマット | win フォーマット(1 日ファイル、1 時間ファイル選択可能) |
外部インターフェイス | シリアルポートx 2 ( ホスト、予備) 外部ヘッドアンプ電源出力 ± 2.5V 1系統 外部ラッチングリレー制御1系統 |
LED 表示機能 | DIPスイッチON、測定待機中に動作状態をパターン表示 |
電源 | 主電源 DC 6V ~ 14.5V バックアップ電源: DC3V ~ 4.5V(時計バックアップ用) |
消費電力 | サンプリングレート100Hz において、 0.14W(Typ,3ch,ミラーモード) 0.16W(Typ,4ch,ミラーモード) 0.2W(Typ,6ch,ミラーモード) 0.19W(Typ,6ch,シーケンシャルモード) 0.03W(Typ,バックアップ時) |
動作温度 | -10℃~ 50℃ |
動作湿度 | 30% ~ 85%(結露なきこと) |
寸法 | 220mm x 165mm x 60mm( 突起、ケーブル含まず) |
重量 | 1.3kg |
※ LS-9100は東京大学地震研究所と共同で開発しました。
参考文献
塩原肇・篠原雅尚・一瀬建日・佐藤峰司・池田敏晴・奥村重厚・岩崎慎,2011,高機能な海底地震計用データレコーダーの開発,日本地震学会講演予稿集2011年度秋季大会,D22-10.
型番 | AS910 |
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内容 | LS-9100 用スターターキット |
構成 | 電源ケーブルセット、HOST 接続ケーブル、センサー端子台セット |