地震・火山観測を主な用途とする小型、低消費電力の計測器です。
データロガーとして、テレメータ機器として、またその両方の機能を同時に提供することも可能です。
7000シリーズの低消費性を維持しながら、DATAMARKのテレメータで最多機能を実現しました。地震・火山噴火の臨時観測や商用電源が得られない環境でも、新たな観測スタイルを可能にします。
用途の異なる従来製品とサンプリングタイミングや周波数特性の互換性を持たせることができます。保有機材との併用による多点観測や段階的な機器更新を容易にします。
6チャンネル全てで1000Hz、500Hzの高速サンプリングに対応しました。
セグメントの異なる2つの送信先にデータ伝送が可能です。大規模災害による通信網やデータセンタの障害に備えたデータセンタの2重化に対応できます。
項目 | 仕様 |
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入力チャンネル数 | 6チャンネル |
入力レンジ | 差動入力 ±20V、±2V (チャンネルごとに選択可能) |
サンプリング周波数 | 1000Hz / 500Hz / 200Hz / 100Hz / 50Hz / 40Hz / 20Hz / 1Hz (チャンネルごとに選択可能) |
AD変換方式 | 24bit ⊿∑方式 |
フィルタカットオフ周波数 | サンプリング周波数の40%または20%(比率は全チャンネル一括で選択可能) LS-7000XT互換フィルタでは30%も選択可能 |
フィルタ位相特性 | 最小位相、直線位相、オフセットキャンセル(1Hz) (チャンネルごとに選択可能) |
接点入力出力 | デジタル絶縁入力信号(3チャンネル)、デジタル絶縁出力信号(6チャンネル) |
アナログ補助入力 | 16bit 逐次比較方式ADC シングルエンド入力(3チャンネル)または 差動入力(1チャンネル)から選択可能 |
ダイナミックレンジ | 137dB Typical 100Hzサンプリング、カットオフ周波数がサンプリング周波数の20%、差動入力±20V時 |
時刻同期 | GPS同期、NTP同期 |
時刻校正方法 | 常時校正:GPS衛星連続捕捉による常時校正 間欠校正:指定間隔ごとにGPSを捕捉する。 |
記録メディア | 産業用SDHCカード(32GB) フォーマット:FAT32 ※内部ストレージ有り(データのバックアップ、ACTデータを記録) |
データ転送 | 最大2つの送信先を利用可能 自律協調型プロトコル(ACT)またはWINプロトコル(WIN_UDP) (送信先ごとに選択可能) RS-232Cを使用した非同期WIN A0 |
データフォーマット | WINフォーマット※1 1分ファイル・10分ファイル・1時間ファイルから選択可能 |
ファームウェア入れ替え | 遠隔からのファームウェア入れ替え可能 |
保守機能 | telnet、ssh、ftp、sftp、遠隔からの設定変更、動作状態の監視(WINステータスパケット方式) 広帯域地震計のマスポジションモニタリング・マスセンタリング(自動・手動) モニタ用win出力機能 |
インターフェース | センサコネクタ×1、Ethernet(10/100BASE-T)×1、RS-232C×1、USB2.0×2、拡張I/F×1、 電源×2、GPSアンテナ×1 |
消費電力 | テレメータモード時 6ch/1.98W以下※2 |
センサ電源出力 | 入力電源電圧出力※3 |
電源 | DC 6V~16V 2系統同時入力可能 |
動作温度 | -20~+50℃ |
動作湿度 | 30%~90%(ただし結露なきこと) |
寸法・重量 | 155×187×56mm(突起部、ケーブル含まず)、約1kg |