◆LU201は 2018年3月販売を終了 後継⇒ LU301◆
データマークLU201/SU201はLAN接続の地震計です。A/Dコンバータ内蔵のセンサ部SU201と記録部LU201から構成され、1台の記録部に対して最大15台のセンサ部を接続することができます。また、センサ部と記録部の電源はPoE※にて供給されるので、設置を簡便に行うことができます。
LU201/SU201は、直接LAN接続が可能で、PoE※の受電機能により記録部LU201とセンサ部SU201は、共にLANケーブル1本で電源の供給まで行えます。電源工事のわずらわしさがなく、設置作業もスムーズです。
接続ケーブル長は最大100mまで。4台までのカスケード接続が可能ですので、全長800mに及ぶ計測が、LANケーブルの接続のみで実現します。(環境によっては実現できないことがあります。)
記録部LU201を介して、複数のセンサ部SU201が時刻同期して計測します。また、別途外部にNTPサーバを用意すれば、絶対時刻に高い精度で同期した計測も可能です。
LU201/SU201により、強震観測用途に使用可能な高性能地震観測システムを安価に構築できます。
項目 | 仕様 | |
---|---|---|
センサ | 静電容量式加速度センサ | |
周波数範囲 | 0.1~50Hz | |
チャンネル数 | 3チャンネル(水平2成分、鉛直1成分) | |
A/Dコンバータ | デルタシグマ型 24ビットA/Dコンバータ | |
測定レンジ | ±1.5G | |
測定インターバル | 10msec | |
分解能 | 0.01Gal(水平/鉛直) | |
通信プロトコル | HTTP・NTPクライアント | |
通信インターフェイス | 100BASE-TX ×2適合コネクタ:RJ45コネクタ適合ケーブル:Ethernet UTPカテゴリ5以上の8芯ケーブル (最大100m) | |
電 源 | PoE給電対応スイッチによる電源供給IEEE802.3af Power over Ethernet規格の給電側(PSE (Power Sourcing Equipment)に準拠するもの、給電タイプB(予備線による給電)を推奨 | |
消費電力 | 単体動作時2.6W カスケード接続時3.6W | |
動作環境 | 温度 | -10~+50℃ |
湿度 | 20~80%Rh (結露しないこと) | |
寸 法・重 量 | 140×140×58mm、約650g | |
防水性 | なし |
項目 | 仕様 | |
---|---|---|
センサ部接続台数 | 最大15台 | |
トリガ | トリガセンサ台数 | 最大15台 |
トリガ論理 | センサ間OR/AND選択、センサ内OR | |
プリトリガ時間 | 1~99秒 | |
ポストトリガ時間 | 1~99秒 | |
トリガ継続時間 | 1~30秒 | |
CPU | RMI Alchemy Au 1500(400MHz) | |
通信プロトコル | HTTP・FTP・NTP | |
MEMORY | 128MB | |
FLASH ROM | 32MB | |
NIC | 10BASE-T/100BASE-TX ×1) 10BASE-T/100BASE-TX ×1(PoE受電:TypeA/Bに対応) |
|
内蔵Storage | 512Mbyte(内蔵不揮発性メモリ) | |
電源 | DC5V/2.3A PoE (PoE給電機器が必要) |
|
スイッチ | INIT | |
表示・警告 | ステータスLED ×3 電源LED ×1 LANアクセスLED |
|
消費電力 | 10W | |
動作環境 | 温度 | 0~40℃(PoE受電時) *ACアダプタ使用時:5~37℃ |
湿度 | 25~85%Rh (結露しないこと) | |
寸 法・重 量 | 111×124×34mm、約435g | |
本体材質 | アルミ合金製 | |
防水性 | なし |
以下の構成の標準セットを販売しています。
センサ部(SU201)2台、記録部(LU201)、PoE HUB(BUFFALO社製BS-POE-2008MR)、CD-R 1枚(ユーザーズマニュアル)、保証書
※上記セットにLANケーブルは含まれません。
※図は概要を示すもので、多くの必要な機器が省略されて描かれています。
*:PoE(Power over Ethernet)
Ethernetの配線ケーブル(カテゴリ5以上のツイストペアケーブル)を利用して電力を供給する技術(IEEE 802.3af 規格)。Ethernet対応機器を電源の取りにくい場所に置く場合などに使う。
顧客: 大学関係、電力関係、ゼネコン関係、コンサル関係
計測システム: 建物モニタリング、地すべり観測システムの一部、建物強震観測など
緊急地震速報/計測地震防災、橋梁観測システム、建物震度表示システムなど