SU202は低ノイズ型MEMS加速度センサを内蔵し、記録部LU301(別売)と組み合わせて計測地震防災システム「VissQ」を構築します。低周波数領域の出力特性が安定しているため積分結果のばらつきが少なく、変位に基づく層間変形角などの評価に優れた性能を発揮します。従来機との互換性を有しており、建物以外の地震観測にも低コストで高精度なシステムを提供します。
PoE※1の受電機能により、LANケーブル1本でデータ授受と電源の供給が可能です。電源工事不要なため、設置作業もスムーズです。
層間変形角の評価に影響を与える低周波数領域の出力特性について、実地震記録を用いた実験により、サーボ型のSU501に匹敵する安定性を有することを確認しています。
記録部を介して、複数のセンサ部が時刻同期するため、建物の時々刻々の地震時挙動を高い精度でトレース可能です。
除振台で計測した加速度ノイズは約0.3Galで、従来機をやや上回りますが、速度・変位は同等です。強震観測用途として十分な性能を有しています。
項目 | 仕様 | |
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センサ | MEMS型加速度センサ | |
周波数範囲 | DC~50Hz | |
チャンネル数 | 3チャンネル(水平2成分、鉛直1成分) | |
A/Dコンバータ | デルタシグマ型 24ビットA/Dコンバータ | |
測定レンジ | ±2.0G | |
測定インターバル | 10msec | |
分解能 | 0.01Gal (水平/鉛直) | |
通信プロトコル | HTTP・NTPクライアント | |
通信インターフェイス | 100BASE-TX × 2 適合コネクタ:RJ45コネクタ 適合ケーブル:Ethernet UTPカテゴリ5以上の8芯ケーブル(最大100m) |
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電 源 | PoE給電対応スイッチによる電源供給 (IEEE802.3af Power over Ethernet規格の給電側に準拠するもの) |
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消費電力 | 2.6W | |
動作環境 | 温度 | -10~+50℃ |
湿度 | 20~80%Rh(結露しないこと) | |
寸 法・重 量 | 140×140×58mm・約650g | |
防水性 | なし | |
価格 | オープン |
CD-R(ユーザーズマニュアル)、保証書
※図は概要を示すため、省略して描かれています