◆◆◆2010年10月販売を終了◆◆◆
データマークRM300は、GMSK変調・復調方式を採用した400MHz帯無線機です。RM300T型無線送信機とRM300R型無線受信機で構成されます。小型で場所を取らず、また、低消費電力設計で、バッテリ駆動のシステムに最適です。弊社テレメータ用製品との接続で、有線回線を利用できない観測点でもリアルタイムデータ伝送システムが構築できます。
GMSK変調・復調のチップを選択することで、小型化・低消費を実現しました。置き場所を取らないため観測点での収納スペースも小さくて済み、観測点設置時の運搬も楽になります。また、50mW送信時の消費電流は約150mA以下と低消費であるため、送信側となる観測点の電源事情が悪い場合でも、バッテリ駆動のシステム構築を容易にします。
本製品は移動局タイプと固定局タイプの2種類を用意しました。
移動局タイプは通信チャネルを21波から任意に設定可能、また固定局タイプは通信設定を行う必要がなく、機器を接続するだけで通信ができ、設置が容易に行えます。また、固定局としての利用では、最大50KHzの帯域に対して最大56Kbpsでのデータ伝送が可能で、高精度な計測データをフルに伝送させることができます。
弊社テレメータ用製品、データマークLS-8000SH、LS-7000、LS-7000XT、LT8500と接続することで、有線回線を利用できない観測点でもリアルタイムデータ伝送システムの構築が可能です。
項目 | 仕様 |
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送信周波数 | 400MHz帯の1波 移動局:21チャネルのうち任意の1波に設定可 固定局:指定の1波 |
通信方式 | 非同期通信方式:RS-232C 同期通信方式:RS-422 |
アンテナ接栓 | TNC接栓(50Ω) |
送信電力 | 10mW~1Wに対応可能(出荷時固定) |
占有帯域幅 | 8Kbps以下は8.5KHz以内、 8Kbpsを超える場合ビットレートの86%以下 |
スプリアス輻射 | 2.5μW以下 |
モニタ | 指定送信電力を100%としてメータ表示 |
変調方式 | GMSK方式 |
隣接チャネル漏洩電力 | 8Kbps以下12.5KHz |
通信インターフェース | RS-232C、RS-422 |
無線区間伝送レート | 8Kbps、19.2Kbps、38.4Kbps、56Kbps(出荷時固定) |
外部I/F伝送レート | *別表(伝送レート対応表)参照 |
消費電流 | 150mA以下 (50mW送信時) |
電源 | DC12V(バッテリ駆動可能) |
動作温度 | -10~+50℃(結露無きこと) |
寸法・重量 | 125×155×55mm(突起部除く)、約1.8Kg |
項目 | 仕様 |
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受信帯域幅 | 伝送レートに対応 |
受信周波数 | 400MHz帯の1波 移動局:21チャネルのうち任意の1波に設定可 固定局:指定の1波(送信側に対応) |
通信方式 | 非同期通信方式:RS-232C 同期通信方式:RS-422 |
アンテナ接栓 | TNC接栓(50Ω) |
最低受信レベル | 56Kbps受信時27dBμ以下 |
モニタ | 受信感度-50dBmを100%としてメータ表示 |
復調器 | GMSK適合復調器 |
通信インターフェース | RS-232C、RS-422 |
無線区間伝送レート | 8Kbps、19.2Kbps、38.4Kbps、56Kbps(出荷時固定) |
外部I/F伝送レート | *別表(伝送レート対応表)参照 |
消費電流 | 130mA以下 |
電源 | DC12V(ACアダプタでAC100V駆動可能) |
動作温度 | -10~+50℃(結露無きこと) |
寸法・重量 |
125×155×55mm(突起部除く)、約1.8Kg |
無線区間伝送レート | 8Kbps | 19.2Kbps | 38.4Kbps | 56Kbps | |
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外部I/F伝送レート | RS-232C | 9.6Kbps | 19.2Kbps | 38.4Kbps | 57.6Kbps |
RS-422 | 8Kbps | 19.2Kbps | 38.4Kbps | 56Kbps |
ACアダプタ×2、電源ケーブル×2、ユーザーズマニュアル×2冊、予備ヒューズ×2ケ、技術基準適合認定申請書、保証書
※図は概要を示すもので、多くの必要な機器が省略されて描かれています。
●伝送容量
移動局の例) 8Kbpsの帯域制限があるため、データを100Hzサンプリングで伝送したい場合は、チャンネル数を3チャンネルとします。
固定局の例) 帯域を申請すれば6チャンネルを100Hzでサンプリングしても24ビット分解能でフルに伝送できます。(伝送レート:19.2Kbps)
●伝送距離
無線伝送については事前に電波実測することをお勧めしますが、明らかに見通しで距離が回線設計上の値より小さい場合には不要です。但し、受信機受信レベルは30dBμ以上での使用を推奨します。(例:50mW時 約20Km、1W時 約54Km *アンテナは八木5素子で計算)
▼注意