データマークNS310は、GPS衛星からの信号を受信して、高い時刻精度を維持するGPS同期型NTPサーバです。
位置固定モードにより1つのGPS衛星を捕捉するだけで、簡単にNTPサーバを実現できます。インターネット上の公開サーバにアクセスする必要がありませんので、セキュリティ面を考慮することなく、閉じたネットワークでの運用が可能です。
NTP(Network Time Protocol)は、コンピュータ等、ネットワーク上の機器の内部時計を正確に保つためのプロトコルです。
このプロトコルを用いて、クライアントとなるコンピュータ等の機器に、時刻情報を提供するのがNTPサーバです。したがってNTPサーバは高い時刻精度を常時保つ必要があります。
GPS同期型NTPサーバは、原子時計を内部に搭載したGPS(Global Positioning System)衛星からの信号を受信し、世界標準時に同期した高い時刻精度を維持します。
NTPサーバがネットワーク内にあれば、時刻情報取得のためにインターネット等の外部ネットワークにアクセスする必要がないため、セキュリティ面でも安心です。
項目 | 仕様 | |
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時刻精度 | GPS信号受信部 UTC時刻同期精度 |
1μsec以内 |
NTP サーバ部 UTC 時刻同期精度 |
100μsec 以内 | |
入出力 | ネットワーク入出力 | 100BASE-TX ×1 |
GPS入力 | BNCコネクタ ×1 | |
フロントパネル入力 | 上下左右ボタン(液晶表示切替) | |
コンソールポート | RS-232Cコネクタ ×1 | |
表示 | フロントパネル表示 | 16 桁×2 行液晶表示 |
フロントパネルLED | LAN:ネットワーク状態 LED1:起動状態 LED2:GPS同期状態 |
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基本機能 | 設定操作 | ブラウザによる簡単設定、telnet 設定 |
各種サポート機能 | NTP(NTPv4対応) | |
telnet:内部設定ファイル編集による遠隔設定操作 | ||
SNMP | ||
消費電力 | MAX(起動時) | 100VA |
AVE(通常時) | 50VA | |
電源 | AC100V ±10%(50/60Hz) | |
動作温度範囲 | 0~+40 ℃(結露無きこと) | |
寸法・重量 | 429 ×315 ×44mm(突起部除く)、約4.5Kg |
ユーザーズマニュアル、ACケーブル、ラックマウント用金具
※図は概要を示すもので、多くの必要な機器が省略されて描かれています。